死の舞踏[フルート4重奏]
《死の舞踏(仏: Danse macabre)》は、フランスの作曲家であり、ピアニスト・オルガニストでもあるカミーユ・サン=サーンス(1835-1921)によって作曲された作品である。サン=サーンスは、生涯に4つの交響詩を作曲しており、その中で最も有名な作品であると言える。この作品は元々、1872年にピアノ伴奏の歌曲として作曲され、1874年に管弦楽曲が作られた。
フランスの詩人アンリ・カザリスの奇怪な詩に基づく、夜の墓場で踊る骸骨の不気味な光景を描いた作品である。曲の構成は、ト短調、4分の3拍子、ムヴマン・モデレ・ドゥ・ヴァルス(穏やかなワルツのテンポで)。物語の順番に沿っている。独奏ヴァイオリンがAとE♭の不協和音で死神らしい雰囲気を表している。骸骨が踊るワルツとして、グレゴリアン・チャントの《ディエス・イレ(怒りの日)》の旋律がほのめかされている。
曲中で骸骨の骨のぶつかる音を表現するシロフォンの旋律は、後年の作品《動物の謝肉祭》第12曲〈化石〉でも使われている。
このフルート4重奏編曲版は、フルート4重奏独特の音響になるように再構築することを目指している。(山田悠人)
曲名(邦題) | 死の舞踏 |
曲名(英題) | Danse macabre |
編成 | フルート4重奏 |
作品コード | YMDE-0083 |
作曲者 | カミーユ・サン=サーンス |
編曲者 | 山田 悠人 |
浄書者 | 山田 悠人 |
演奏時間 | 8:00 |
編曲年 | 2021年 |
演奏音源 | YouTube(2021年8月14日開催「フルート4重奏、木管5重奏による室内楽への誘い」ライブ映像) |
電子(PDF)楽譜 | Piascore楽譜ストア |
編成表
楽器名 | 部数 |
---|---|
Flute and Piccolo |
1 |
1st Flute |
1 |
2nd Flute |
1 |
Alto Flute in G |
1 |
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